自然の中に大都市としての景観と
城下町の面影を調和させ
「杜の都」の名で
親しまれる仙台市
仙台藩初代当主である伊達政宗公は、1601(慶長6)年、
青葉山に仙台城(青葉城)を築城。
その後支倉常長の遣欧、石巻開港など様々な大事業を行い、
城下町は大いににぎわいました。
さらに政宗公は文禄の役への参戦を機に、
荘厳華麗な桃山文化に大きな影響を受けました。
市内には、当代随一の巨匠を招き造営した、
「国宝・大崎八幡宮」や「陸奥国分寺薬師堂」、
70歳で生涯を閉じた仙台藩祖伊達政宗公の遺命により
造営された霊屋(おたまや)「瑞鳳殿」など、
豪華絢爛な政宗公ゆかりの史跡が
多く残されています。
季節ごとに表情豊かな景観に出会えるのも仙台の魅力。
市内中心を流れる広瀬川は両岸に自然が多く残され、
杜の都の象徴であるケヤキ並木が四季の移ろいとともに
見事な景観で訪れる人の心を和ませます。
また市街地から車で30分~1時間程度の秋保・作並・泉の各地域では、
秋には鮮やかな錦の紅葉絵巻が織りなす圧巻の峡谷美が楽しめます。
さらに2015年12月には地下鉄東西線が開業。
東西線は西の青葉山や都心を通り、
仙台港を臨むむ東部の産業・農業地域までを結ぶ路線であり、
自然を堪能しつつ、史跡や観光施設巡りが
ますます便利に快適に楽しめるようになりました。
仙台は年間を通じて様々なイベントが行われる魅力いっぱいの街。
春には街中を武者行列と山鉾巡行やすずめ踊りが演舞される
「仙台・青葉まつり」が、夏には東北三大祭りのひとつ
「仙台七夕まつり」が行われ、華やかな七夕飾りが街を彩ります。
「定禅寺ストリートジャズフェスティバル」は毎年9月に行われる
音楽祭。街全体がステージとなって多くのバンドが出演し、
杜の都が音楽で溢れます。
古くから米どころとして知られる仙台は、東北随一のグルメタウン。
仙台生まれの美味いもん「伊達美味」(だてうま)は、
仙台の風土と仙台の人・技・心に育まれた味わいの数々。
市街地にはいまや全国的な知名度を誇る「牛たん焼き」など、
ご当地グルメが味わえる名店が多数点在。
また、市内近郊には塩釜港や石巻港など日本屈指の漁港があり、
四季を通じて鮮度抜群のさまざまな海の幸が味わえます。
「仙台づけ丼」は、豊富な魚介類と宮城米を使用した
おすすめの一品です。お土産の定番「笹かまぼこ」は、
仙台藩主伊達家の家紋「竹に雀」の笹にちなんだとも言われ、
その店ごとに特色ある様々な味が楽しめます。